ブリックマネージャー 石川ブログ

福岡・大名で6年。常連さんが教えてくれたこと

こんにちは、福岡・大名のsound bar brickマネージャーを務めています。石川です。

いつも当店を応援してくださっている皆さん、

そして初めてこのブログを読んでくださる皆さん、本当にありがとうございます。

今日は、6年前にこのBARをオープンしてから現在まで、常連さんたちとのエピソードや、彼らが私たちに教えてくれた「気づき」についてお話ししたいと思います。少しだけ私たちの「裏側」をお見せしますね。


オープン当初、ドキドキだったカウンター越しの会話

6年前、初めてこの大名の地にBARを開いた時のこと。正直、最初は不安でいっぱいでした。
「お客様が楽しめる空間を作れるだろうか?」
「気軽に話せるバーテンダーになれるだろうか?」
そんな思いでいっぱいのまま、最初の夜を迎えました。

初めてご来店いただいたお客様が注文されたのは「モヒート」。その方は、カウンターに座るとすぐにこうおっしゃったんです。

「この街は人情味があって、みんな応援してくれるよ。」

その一言が、私たちにどれほどの勇気を与えたか分かりません。そのお客様は今でも常連として通ってくださっていますが、当時の言葉を今でも忘れることはありません。


常連さんが作り出す「居心地」

BARの雰囲気って、スタッフだけでは作り出せないんですよね。それを教えてくれたのも常連さんたちでした。
ある夜、いつも来てくださるお二人のお客様がたまたま隣同士に座り、初対面にも関わらず意気投合されました。それから2時間後には一緒に乾杯して大笑い。店内がまるで「友達の家」にいるかのような空気に包まれました。

その時気づいたのは、BARは「人がつながる場所」だということ。私たちは、その場を整え、少しだけ背中を押す役割なんだと感じました。


常連さんから教えてもらった「カクテルの楽しみ方」

お酒が好きな方が多い常連さんたちからは、カクテルの新しい楽しみ方をたくさん教えていただきました。
例えば、ウイスキーが好きなあるお客様は、ストレートで楽しむのが基本。でも、その方がある日言った言葉が忘れられません。

「お酒って、シチュエーションや気分次第で味わいが変わるよね。」

それ以来、その方には「今日はどんな気分ですか?」と尋ねてから一杯をご提案するようになりました。お気に入りのウイスキーにオレンジピールを添えたり、少しだけソーダで割って軽やかに仕上げたり。その度に「これもアリだな」と笑顔で楽しんでくれる姿を見るたび、私たちの方が新しい発見をいただいています。

ブリックマネージャー 石川ブログ

sound bar brick
810-0041
福岡市中央区大名2-1-14天神アッシュ5F
092-406-9070

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